APIとは?
API(読み方:エーピーアイ)とは「Application Programming Interface」の略称であり、アプリケーション同士を接続するための出入口のような役割を果たす仕組みです。システムやサービスの提供者は、APIを活用することで一からプログラミングすることなく外部システムの機能を自システムのように利活用できたり、外部システムへサービスや情報の提供が可能となります。
Web APIとは?
Web API(読み方:ウェブ エーピーアイ)とは「Web Application Programming Interface」の略称であり、HTTP等のWebの技術を用いて提供されるAPIの一種です。Web APIを公開しているシステムに対しては、インターネット等を介してHTMLリクエストを送信すると、処理の結果がHTML、XML、JSON、テキスト等で得ることができます。
Web APIを「API」と表現するケースも多くみられます(以後、Web APIを含めて「API」とします)。
APIの活用方法は?
APIの活用により、異なるWebシステム間であっても容易にデータの送受信が実現でき、複数のシステムによって成立する業務の運用も可能となります。昨今利用が急拡大しているSaaS(Software as a Service)事業者の多くはAPIを提供しており、同時に、他のSaaSの機能をAPIを介して利用することで短期間で有益なサービス提供を可能としています。例えば、顧客管理のSaaSと外部のメール配信SaaSとをAPI連携をすることにより、顧客情報をメール配信SaaSへ移動させることなく一斉メール配信を実現します。このように、APIを活用することでコストをかけたシステム開発や手動によるデータ移行がひつようなくなり、低コスト・高効率な業務を実現することができます。
クラウド上でAPIの連携が可能なiPaaS(integration Platform as a Service)を利用すると、APIのプログラムを動作させる環境や難しい専門知識がなくとも最短即日でSaaS間の連携が可能となります。
【関連記事】